2021-22 FLR CUP Rd.2
電光掲示板故障により2ヶ月の順延開催となった第2戦。今回から導入したウエイトハンディ制が、ここまで面白いレース展開を生むとは誰が予想しただろう。それでも公式練習ラスト10分のタイムトライアルでは、プラス5Kgのチームオキツマツダの松下が39.930でポールを獲得。2番手には前回のエンジョイ参戦からドライバー人選を見直し、完全に勝ちに来たFLR YOUTHの斉藤が0.012秒差で続く。予選でもこのトップ2台が争い、一度はトップにたった斉藤であったが抜き返されて2位でゴール。全車のベストラップが0.5秒内とコンペティションな戦いが繰り広げられる。そして決勝、リバースグリッドの逆フロントローからFLR YOUTHは最軽量の伊藤を投入してリードを広げる作戦に出る。その思惑は的中しあっと言う間にトップに躍り出ると第1スティントのドライバー交代までに全車をラップする速さを見せる。その後も着実ににリードを広げるも、中盤、MZ200のアキレス腱のマフラートラブルにより緊急ピットイン。トップの座をオキツマツダに明け渡す事となる。しかしオキツマツダも今回からのウエイトハンディにより2番以降を突き放す速さはなく、最終ドライバーにチェンジすると2番手のTECH Miyazaa worksとの壮絶なトップ争いの幕が上がる。エース松下で差を広げ最後はあきおちゃんが確実な走りでゴールを切る勝ちパターンが今回は不安を見せることに。周回遅れに引っかかりなかなかペースを上げられないあきおちゃんに、残り10分20秒近くあったリードをエース曽布川が毎周1秒近く削り猛追を見せる。誰がそんなシナリオを書いたのか3時間20分を走ったラスト1周、曽布川はついにあきおちゃんの背後まで迫り1コーナーでインをつくとトップに躍り出る。なんという逆転劇。曽布川がそのままゴールを切りTECH Miyazawa Worksがオキツマツダの連勝を止め、みごと初優勝を果たした。次戦も引き継がれるウエイトハンディ制により、第3戦はどこのチームにも優勝の可能性があり、新しいか顔ぶれの表彰台になることもあるだろう。
Photos
Rd.2 ENTRY LIST
FLR CUP 2021-22 Rd.2 10/17 | ||||||||
No. | エントリー名 | D① | D② | D③ | D④ | D⑤ | D⑥ | D⑦ |
4 | Team オキツマツダ | まさき | 中山さん | たいぞーくん | あきおちゃん | - | - | - |
5 | おっさんず レーシング | 城野 洋 | 大橋 一広 | 秋山 伸弘 | 白井 利和 | 山口 登唯 | - | - |
7 | Team RAT & EXPRESS | 吉本 康徳 | 渡辺 克博 | 中園 光章 | 小川 徹 | 河田 康弘 | 松下 昌功 | 三浦 和寿 |
8 | FLR YOUTH with UNITY | 斎藤 慶 | 伊藤 楓馬 | 松本 輝満 | 筒井 伸也 | - | - | - |
14 | TECH Miyazawa WORKS | 佐藤 賢一 | 曽布川 司 | 中嶋 基 | 鈴木 徹哉 | - | - | - |
15 | HM Racing | 藤田 ゆみ | 菊池 宏明 | 藤田 航輝 | ハッタ | 新村 瑠唯 | - | - |
Enjoy CUP 2021-22 Rd.2 10/17 | ||||
No. | エントリー名 | エントラント | シャーシ | |
7 | 大川 尚志 | 小5 | FORMATION LAP Racing | Praga |
18 | 本田 羽 | 小3 | FORMATION LAP Racing | birel |
25 | 本田 宙 | 小6 | FORMATION LAP Racing | Praga |
44 | 塚本 琉惟 | 小3 | FORMATION LAP Racing | Spirit |
9 | 清水 虹 | 中1 | 近藤レーシング | birel ART |