2023 FLR CUP Rd.2

FLR YUOTH with LEGENDが、貫禄の2連勝!

 線状降水帯による大雨の見舞われ、レース当日のコンディションが危ぶまれたが、前日の土曜日朝には雨もやみ、レース当日は快晴のドライコンディションでの開催となった第2戦。
 開幕戦を優勝で飾り、5Kgのウエイトハンディを背負っての戦いとなった、FLR YOUTH with LEGEND。開幕戦優勝のメンバーを揃え、前日テストも万全でレース当日を迎える。公式予選&タイムトライアルでは、エースドライバーの鈴木靖人に代え今季負けなし男、80Kg超の村田寛を投入。ノンウエイトのカートでも、ウエイトハンディ+2Kgと相当の重量ながら2位を.4秒離しPPを獲得。続く予選でも、序盤Team FUNSAIに詰め寄られるも、徐々にその差を広げトップでゴールする素晴らしい走りを披露。
 そして決勝。前回優勝時の同様の作戦で、リバースグリッドのスタートは最軽量の塚本惟歩生が努める。満タン&ウエイト搭載の重たいマシンながら、1周目に3台をパスし、2周めには2位までポジションアップ。交代時までにはトップに戻りできるだけの差を広げる予定であったが、トップCSA小山田に追いつくも、5Kgのウエイトハンディが重くのしかかり前回のような圧倒的な速さがない。なんとかストレートでのパッシングが決まりトップを奪い返すも、3コーナーで再度抜き返されるデットヒート状態に。当初の予定通りとは行かず、差を広げられぬままドライバー交代の時間を迎える。こうなると1つのミスも許されないレース展開となるが、鈴木、村田、原口も自分の仕事をしっかりこなし、交代ごとに徐々に2番手との差を広げにかかり、十分なリードを保ちレース後半を迎えたはずだった。フル満タンでのレーススタートから、最終スティントでの給油までなんとか走り抜きアンカーにバトンタッチ。ここまでは開幕戦の作戦をトレースするだけの展開であったが、第9スティントにまさかのアクシデントが発生する。なんとガス欠で、鈴木が同スティント内で2回目のピットインを余儀なくされる。給油を済ませアンカー予定ドライバーの塚本がコースに戻ると、2番手には同一周回でCSAのエース小山田が追走。フル満タンの状態のカートでラップタイムは約.3遅く、ほぼ3周で1秒づつ詰められ15秒ほどあった差もついに6秒台と手に汗握る展開となる。1度余分にピット・インしたため、こちらは後1度ドライバー交代が残っているが、それはCSAも同じこと。どちらが早くピット・インするか両チームの作戦が問われる展開となったが、残り10分のところでCSAがアンカーにバトンタッチ。FLRとしては?マークの展開だったが、ここが最長走行時間ドライバー150%以下、最小走行時間ドライバー70%以上のどちらかをクリアしなければいけない、各チームの差がコントロールされているFLR CUPの絶妙なレギュレーション。最後は3連勝男の村田がアンカードライバーとして22秒に差を広げ耐久レース初のチェッカーを受け、自身の連勝記録も4と伸ばした。今回、5Kgのウエイトハンディが燃費に影響を与えたためか、ニュートリゼーションの回数が少なかったためか、給油のタイミングに差が出たがそこが耐久レース。何が起こるかわからない状況でまとめ上げるチーム力が今後も必要になってくるであろう。次戦はさらに+5Kgの10Kgハンディとなるため、マシンに与える影響も含め相当厳しい戦いになることが安易に予想されるが、そこはあくまでも消化レースではなくもちろん優勝を狙って戦っていくだけである。

RESULT

PHOTO

ENTRY LIST

Rd.2 6/4
No. TEAM  WH D① D② D③ D④ D⑤ D⑥
5 おっさんず レーシング 3 白井 利和 大橋 一広 山口 慧 眞田 弘之  平野 誠也 -
8 FLR YOUTH with LGD 5  塚本 惟歩生 鈴木 靖人 原口 裕志 村田 寛 - -
9 Team FUNSAI   秋山 伸弘 牛場 丈郎 村井 孝多 丹治 海斗 梅原 将敬 -
12 CSA Racing   横山 徹 小島 孝仁 満藤 直樹 小山田 隼 須田 拳太 -
19
AUTO-TEC WORKS   内山 友弥 藤下 翔平 鈴木 都月 - - -
77 Team Rapid   児玉 隆  ミータ - - -

LEGURATION

Movie

RANKING