小雨の降るコンディション
AUTO TEC WORKSが初優勝を飾る！

　梅雨入りの傾向もなくドライレースの予報も裏切られ、夜半からの雨がコースを濡らした第２戦。小雨が降ったり止んだりのむずかしいコンディションだったが、指定のDUNLOP SL98タイヤが大活躍。オールマイティーな溝つきオールウエザータイヤを採用している当シリーズ。タイヤ交換するなく200分のレースを全チームがチェカーまで走り抜いた。開幕戦で終盤大逆転を許し優勝を逃したCSAレーシングは、タイムトライアルPPを獲得すると、スプリント予選でも難なくトップでゴール。開幕戦優勝のFLR YOUTHも2位で予選をおえ、決勝でのバトルを予感させる。リバースグリットで決勝がスタートする。CSAは序盤から圧倒的なスピードでトップに躍り出ると、後続を離し独走状態に。一方FLR YOUTHはなかなかポジションを上げられずやっと2位までポジションを上げたときにはすでにCSAが後方まで迫る差がついてしまう。各チーム順調にスティントを消化するも、CSAにマイナートラブルがでて予定以外のピットストップ。ここでFLR YOUTHが逆転でトップの座を奪う。しかし魔の手はFLR YOUTHにも襲いかかり、サイドバンパーの脱落によりこちらも緊急ピットイン。補修に時間がかかり８番手まで順位を下げ後方からの追い上げレースとなってしまう。その後は順調なペースを刻み続けるCSAが再びトップに立つ。一方２番手から５番手は大混戦の戦いとな３時間を超える戦いは、最終スティントまで同一周回での白熱した熱い表彰台争いの戦いが繰りひろげられた。ゲリラ豪雨の心配もあり、スケジュールを前倒したが大きな天候の変化もなく無事２００分のゴールを迎える。初戦を落としたCSAレーシングが盤石の走りでトップゴールを迎え、２位には開幕戦3位のAUTO TEC WORKS、３位には終盤おっさんずレーシングの猛追をなんとか振り切った御船祐一と愉快な仲間たちが入った。しかし何かが起きるFLR CUP。ゴール後の車検でトップゴールのCSAレーシングが重量不足で失格に。AUTO TEC WORKSは嬉しい初優勝となり、３位には繰り上がりでおっさんずレーシングが３位表彰台を獲得した。
CSAレーシングには３度目の正直となる次戦。ノーポイントによりウエイトハンディも解消され次戦は速さが際立つ大会となりそうだ。参加台数の増加も予感される第３戦は、９月８日に開催される。