2023 シーズン4 完結！
おっさんずレーシングが、大逆転でシリーズチャンピオンを獲得！

　季節も冬に近づく11月。今年4年目を迎える2023年の最終戦が、ここつま恋カートコースにて開催されました。
　３チームの新規チームの参戦もあり、今季初の二桁グリットでを達成。FLR YOUTH with LEGEND ２勝、CSA Racing １勝で迎えた最終戦、シリーズポイントが1.5倍となる最終戦。３位以下のチームにもまだまだ逆転のチャンスが有り、シリーズチャンピオンの行方は予断を許しません。
　迎えたタイムトライアルでは、助っ人ドライバーの活躍によりおっさんずレーシングが今シーズン初のポールプジションを獲得。予選もトップでゴールし、貴重な予選⑧ポイントを獲得します。
　そしてリバースグリットでの決勝がスタート。最終戦は５時間３００分の長丁場。最後尾１０番手からのスタートとなったおっさんっズレーシングはなかなかポジションが上げられない中、９番手スタート、ランキングトップのFLR YOUTHは１周目に４位までポジションを上げると、３周目にはトップに躍進。同じく後方からのスタートだったランキング２位のCSAレーシングとの一騎打ちの様相を呈してきます。前戦までのウエイトハンディーもフリーとなった最終戦。10Kgのハンディからも開放され盤石なラップタイムで徐々に２番手との差をひろげにかかるFLR YOUTH。こうなると、前戦でのようなトラブルがないことを祈るばかり。対策も万全で、確実に周回数を数えていきます。するとライバルCSAがドライバー交代後、アクセルトラブルでピットロードを車両が暴走。幸いけが人が出ることもなく車両はストップするも、トップ争いからは脱落となってしまいました。その後も小さいトラブルで何チームかが緊急ピットイン。それでもコース上でストップする車両はなく、順調にレースは進行していきます。しかしそこは５時間耐久、タイロッドのトラブルでチームFUNSAIが２コーナーでストップ。走行不能により初のニュートラリゼーションが発動されます。朝の公式練習内の予行演習もありスムーズに隊列が組まれ、トラブルマシンの撤去によりレースが再スタート。レースはそのまま終盤になだれ込みます。後はトラブルがないことを祈り各車ポジションを守りゴールを目指す展開。トップのFLR YOUTHは２位に４周差をつけ、貫禄の走りで４２６周を走りきりトップチェッカーを受け、第２位にはおっさんずレーシングがはいり、第３位には終盤残り３周、ナックルの付け根が折れてまともに走行できない車両をなんとかゴールまで運び完走したAUTO-TEC Worksが、見事連続表彰台を達成した。
　４戦中３戦を制したFLR YOUTHが、年間チャンピオンを獲得し幕を閉じるかに思われた２０２３年シーズンだったが、ここでなんと大どんでん返し。車検でマシン重量が規定重量に200ｇ足りず失格処分に、２位おっさんずレーシングに初優勝がころがりこみ、年間ポイントも逆転でシリーズチャンピオンに輝いた。全国各コースのスポーツカート耐久レースの中でも、よりコンペティションなレギュレーションで挑むFLR CUP。軽量ドライバーがいれば勝てる確率の上がる他コースの耐久レースと違い、シビアなマシンセット、作戦が要求される。
　来シーズンは基本レギュレーションを踏襲し、よりエキサイティングなレースが行われるように細かい修正が加えられる予定である。
　来年2024年も白熱したシーズンになること間違いないだろう。